iPhone 6、iPhone 6 Plusの発表と共に発表されたiPhoneやiPad向けの新しいOSであるiOS8ですが、早速ソフトウェアアップデートの提供が開始され、手持ちの香港版SIMロックフリーなiPhone 5をアップデートさせてみたのでエントリー。
■XiのLTE通信が可能に!
iOS8へのアップデートで最も期待していたLTE通信に関しては、手持ちのドコモのXiデータプランフラット契約のSIMカード+mopera.net契約でAPNをmopera.netに設定したところ、XiのLTE通信が可能でした!
上のField Test画面のキャプチャのように、Xiの2GHz帯(Band1)を掴んでいることが確認できました。またキャリア名のNTTDOCOMOの横に、LTEの文字が表示されることも確認できました。
恐らくデータ通信プランだけでなく、Xiのパケット契約SIMカード+mopera契約の環境があれば、APNをmopera.netに設定することでmopera経由でのLTE接続が可能かと思われます。
これは以前iOS6.0.1がアップルから提供された際に、同じくXiのパケット契約SIMカード+mopera契約の環境でLTEを利用できていた時以来のLTE通信が可能ということになりますね。久しぶりです。
■ただし引き続きspモードでの接続は不可の模様
mopera.netでのLTE通信は可能でしたが、APNをspモード用のspmode.ne.jpに指定したところLTE通信どころか3GのFOMAでの通信も引き続き不可能でした。
上のキャプチャでは3G表示が出てはいますが、実際にはパケット通信そのものが出来ない状態になっており一切通信は出来ませんでした。
以前と同じように、パケット通信を利用したい場合はやはりmoperaを契約する必要がありそうです。
APN設定でもう1つ気がついたのは、iOS8からモバイルデータ通信APN設定に「LTE設定(オプション)」という項目が追加されている点です。これはこれまでのiOSでは設定されていなかった項目なので、どういう使い方のために設定されたのかは不明なのですが、今後の検証に使えそうな部分となりそうです。
■LTEでのテザリングも可能
またXiのLTE通信でテザリングも可能でした。特別な設定は必要なく、上記のXiのパケット通信契約+mopera契約であれば利用可能でした。(ただしモバイルデータ通信のAPN設定で「インターネット共有」のAPNをmopera.netに指定する必要はあります)
テザリングも可能なので、万が一にモバイルWi-Fiルータのような使い方も出来ますし、これは嬉しいポイントとなりそうですね。
というわけで、今回はドコモのXi契約SIM+mopera.net契約の状態で、以前のiOS6.0.1のバージョンでXiのLTE通信が可能だった時のように、iOS8でLTE通信が可能となりました。
スピードテストも実施してみたのですが、アプリがiOS8に対応していないのか正しくスピードが表示されなかったため、今回の記事では掲載せず次回以降の検証にしたいと思います。とりあえずTwitterやWebページの閲覧などのパケット通信はしっかり出来ていたので、ネット接続が不可だったために速度が計測できなかった訳では無いのかなと思います。。。
とはいえ注意点として私のSIMカード環境ではネット接続は間違いなく可能だった。のですが、APNの設定などを間違えたり従量プラン契約SIMでの接続をすると料金が高額になる可能性もありますので、このあたりはあくまで自己責任でお願いします(^^;
今回は取り急ぎドコモのXi接続を試してみましたが、今後はauの4G LTE契約SIMなどでどのような動作をするか試してみようと思います。何か気がついた点が増えたら追記していきますね。
参考エントリー:SIMロックフリーのiPhone 5でドコモLTEの10MHz幅を掴んでみた|gucchi23 blog
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