既に色々なメディアで報道されていますが、ANAが自社の上級会員であるプレミアムメンバー向けのアップグレードサービスの一部を2019年9月で終了することを発表したのでエントリー。
プレミアムエコノミーへのアップグレードを廃止
まずは残念な発表から。
これまで、ANAのプレミアムメンバー向けに提供されていたエコノミークラス→プレミアムエコノミークラスへの無償アップグレード。
プレミアムエコノミークラスの空席があるときのみ行われていたようなので、毎回毎回必ずアップグレードされるわけではないようですが、このサービスが完全に廃止になるとアナウンスされました。
対象は全プレミアムメンバー。つまり、プラチナ&スーパーフライヤーズメンバーだけでなく、ダイヤモンドメンバーも含まれてのサービス終了です。
ダイヤモンドメンバーまで含めたサービス終了ということで、これは残念ですね。それほどANAにとっても負担の大きかったサービスということなのでしょうか。
あるいは、今後の利用率の増加見込みや、これまでの実績から、効率化を求めることを判断したのかもしれません。結局のところは、収益性に合わないってことなんでしょう。
確かに考えてみればプレミアムエコノミークラスに空席があった場合に無償でアップグレードさせるということは、エコノミークラスの枠を開けて一般のお客さんに購入してもらい収入枠を増やせるわけですが、それ以上にプレミアムエコノミークラスの枠が減ってしまい、結果的に収益は減るからなんでしょうね。
一部のダイヤモンドメンバーの方は、このプレミアムエコノミーへのアップグレードを期待して、ワザとエコノミークラスばかり乗る人もいるとかいないとか…こればっかりは仕方ないです(^_^;)
逆にプレミアムエコノミークラスへの特典航空券を開放
今度は良い発表。
これまで特典航空券ではプレミアムエコノミークラスを予約することはできませんでしたが、今回の発表にて予約できることになりました。
どのくらいのマイル数で予約できるかは発表されていないため、まだコスパが良いのかは分からないところですが、エコノミー・ビジネスだけだった特典航空券にプレエコも選択できるようになると幅が広がっていいですね。
しかし、少なくともエコノミーよりは多くのマイルが必要になるでしょうから、どうせマイル使うならビジネスクラスまでランクアップしたい!と思ってしまいます個人的に(^_^;)
国際線のビジネスクラスは、機材にもよりますがB787-8と9やB777-300ではスタッガードシートで半個室状態になりますし、フルフラットシートで水平にもできます。
対してプレエコの場合は、シートや料理・ドリンクこそエコノミーよりは良いですが、シートはフルフラットにはなりませんし半個室もありません。アメニティは付きますが。。
まとめ
結果的に今回の発表で判明したことは以下の通りです。
・特典航空券でのプレミアムエコノミークラスの予約が開始される
・ANA側での無償アップグレード(いわゆるインボラ)については、廃止される可能性が高い
というわけで、プレミアムメンバーへの国際線のプレミアムエコノミークラス周りのサービスが一気に変わるということになります。
ANAとしてはプレミアムエコノミークラスへのアップグレードなどなどが結構、負担になっていたということなんでしょうかね。
これからこれらの従来のサービスを期待してプレミアムメンバーになろうと思ってる方は、要注意されてください。
コメント