ジャストシステム株式会社が、夫婦でLINEを利用している400組（800人）にLINEでのコミュニケーションに関する調査結果を公表しています。
LINEについては個人的にもバリバリ利用しているし、今後もLINEに関する様々な調査は行われていくと思って、面白いなーと思ったのでエントリー。
詳細は以下のHP。
夫婦間でのLINE利用に関する調査｜ジャストシステム株式会社
以下は上記ジャストシステム株式会社の調査結果からのサマリー
・LINEにより、約4割の夫婦でコミュニケーション頻度が高くなり、約3割が夫婦仲が改善
・夫婦間のトークは、約6割が「1日2回以上」、「10回以上」の夫婦も6.8％と、かなり頻繁に
・65.5％の人が、配偶者がメッセージを読んだか気になる
・LINE利用後、妻は夫に温かい言葉を掛けるようになる傾向
・約8割が、夫婦間のトークにスタンプを利用しているが、有償スタンプは利用しない
LINEを利用する夫婦間ではコミュニケーション頻度が高くなり、全体的な所謂「夫婦仲」が改善される傾向にあることが分かったそうです。
これは面白い結果かなーと思っています。
これまでLINEのようなリアルタイムチャットサービスは他にも多く行われていますし、キャリアメールなどの既存の「文字ベース」によるコミュニケーション展開は、とっくに昔から行われていました。
ですが今回の結果はそんなサービスもある中で「LINE利用によって夫婦仲が良くなった」ということで公表されています。
個人的には「LINEで初めてリアルタイムチャットサービスを使い始めた層の回答が多い」、「これまでの文字ベースサービスも利用していたが、そこにLINEのスタンプなどのビジュアル系の要素の多いものが物珍しく利用している人も多い」のかなと思っています。
既存のチャットでのコミュニケーションは多くありますが、多くの人がこれまで利用していたとは思えず、特にLINEを頻繁に利用している層ではメールでのコミュニケーションの方が圧倒的な多数派だと思っているので、LINEによって夫婦仲が良くなっているとの回答が出てはいますが、今回の結果は比較的チャット系のサービスをあまり使ってこなかった層が多い中で短期的な結果が表面上に出ているんじゃないかと思っています。
そう考えるとまだ出始めたばかりのLINEは、やはり物珍しいところもあるのでしょうか。夫婦間の仲が良くなったとの回答は、物珍しいLINEを使って手軽にチャットや写真の共有、スタンプの送り合いが出来て、しかも相手が読んだのかどうかが「既読」でリアルに分かるところも「楽しさ」に影響しているでしょうね。
個人的に利用していて「既読」っていうのは、やはり気になるポイントですよね。相手が読んでいるのかどうかは、やっぱり気になってしまうし、早く読んでくれていて早く返事が返ってきたら、やっぱり嬉しいもんですよ。
メールだとPCの開封確認にも同じような機能はありますが、スマホベースでのキャリアメールでは同じようなことは出来ないので。
1年後に同じような調査を行ってみるとどうなるんだろうと思います。単純に考えればドンドン仲良くなる夫婦が増えていくと考えられますが・・・増えているのか減っているのか。気になるポイントです。
そしてネットサービスとしては、もう1つ気になる点。
有償スタンプを「利用している」と回答した人は17.7％にとどまり、「有償スタンプを利用したことがない」人は69.5％いることがわかりました
という点。やはり有料コンテンツはLINEであっても、ちょっと敷居が高いんだなと。
インターネット上のコンテンツは無料であるという点が日本では浸透しているし、それが逆にメリットになってネットの普及に拍車をかけていることもあるんですが、有料のネットビジネスは本当に難しいんだなーというのがここからも明らかになった感じですね。
でも本当に使いたいものであれば個人的にはお金を払う人は少なからずいると思いますので、そういうスタンプは買われていると思いますけどね。
いずれにしてもLINEは、まだまだ利用者が増えていくと思いますし、最近ではLINE POPだけじゃなくLINE BANDという新しいSNSもリリースしていますので、このあたりも注目していきたいと思っています。
コメント