東京⇔大垣間の特別快速夜行列車「ムーンライトながら(東京→大垣)」に乗車したので、乗車レポート。
「ムーンライトながら」は東京駅⇔大垣駅間を結ぶ期間限定の快速列車で、青春18きっぷ利用可能な時期や年末年始などの期間限定で運行されています。もはや青春18きっぷファンの間では有名な列車ですね。
今まで青春18きっぷを利用して何度か国内を旅行していたのですが、今回は移動時間の関係で初めてムーンライトながらに乗車してみました。
■発車時間と到着時間
ムーンライトながらは東京駅(23:20発)→大垣駅(5:51着)と、約6時間半で東京から大垣駅まで運行されています。
この日、東京駅は10番線からの発車でした。
■全席指定のムーンライトながら
ムーンライトながらは全席指定席となっており、乗車するには乗車券+指定席券(510円)が必要となります。
特に事前に用意しておくべきものは指定席券で、東京→大垣間のムーンライトながらの指定席券は売り切れ続出なほど入手が困難なことが多い指定席券。
指定席券の購入には
- みどりの窓口
- JRの指定席特急券自動券売機
- えきねっと
などなどから購入することが出来ます。
今回はJR東日本のインターネットから予約が可能な「えきねっと」に事前に会員登録済みだったこともあって、オンラインで指定席券を購入しました。
インターネット上のオンラインで指定席券を購入した場合、支払い方法は事前登録したクレジットカードからの引き落としとなり、指定席券の発券は駅やみどりの窓口に設置されている「指定席券売機」から発券することが出来ます。
指定席券売機のご利用案内|JR東日本
ちなみにオンラインで購入しても、駅の指定席券売機で購入しても、みどりの窓口で購入しても、購入金額は510円です。
この辺りはオンラインで購入すると1割引きとか、何かオンラインだけのオトクなプランがあったら良いな~と思いますね。
■青春18きっぷで乗る場合のオトクなムーンライトながらの乗車方法
青春18きっぷでムーンライトながらに乗車する場合は、乗車券に注意するとオトクに乗ることが出来ます。
ムーンライトながらの東京→大垣は東京駅23:20発となり、日付をまたいで大垣駅へ到着することになります。青春18きっぷでムーンライトながらに乗車する場合は、青春18きっぷが日付単位で有効となっているため、仮に東京駅23:20から青春18きっぷを利用してしまうと有効期限がその日の23:59までとなります。
日付が変わって始めに到着する駅は小田原駅となり、東京駅→小田原駅は1,450円。青春18きっぷ1回分の料金は2,300円ですので、東京から小田原までの普通乗車券1,450円を青春18きっぷとは別に購入して、小田原到着から青春18きっぷにスタンプを押して貰う方法が1番オトクな方法です。
ちなみに小田原駅到着前に車掌さんが車内の検札に来るのですが、その際に翌日分のスタンプを青春18きっぷに押してくれますので、わざわざ小田原駅到着して改札まで走ってスタンプを押して貰う必要はありませんのでご心配なく。
■乗車前に用意しておくと便利なものや実際の車内のシート状況
個人的にムーンライトながらに乗ってみて、乗車前に用意しておくと便利と思ったものは以下です。
1.スマホや携帯を充電するバッテリー
上のシートの写真を参考にしてもらうと嬉しいのですが、基本的に車内に充電環境はありません。スマートフォンや携帯電話などのバッテリーを充電するコンセントはありません。
乗車時間も約6時間以上かかるため、車内で寝るという選択を選べば別ですが、スマートフォンや携帯電話のバッテリー不足にならないように、事前に外部バッテリーがあると非常に心強いです。
また深夜でも車内の照明が落ちないことから、逆にパソコンやスマートフォンなどの画面の明るさで周りの人を気にすることが無いというのは良いですね。バッテリーさえ準備できていればの話ですが。
2.耳栓、アイマスク、マスク
耳栓とアイマスク、マスクはあると便利です。
ムーンライトながらは深夜移動でも車内の照明は基本的に暗くなりません。そのため、車内の照明が眩しいと感じて眠れない人もいると思います。その際にアイマスクがあると非常に便利。
またマスクは個人的にあるとオススメ。車内は基本的にエアコンが入っているので空調関係はバッチリですが、逆に空気が乾燥しており他にも多数の乗客が乗車しているため、あまり無理をすると風邪などにつながってしまうためです。
3.軽食と飲み物
軽食は事前に購入しておくことをオススメします。
途中、静岡の駅など乗務員交代のために数分停車するのですが、本当に数分だけの停車で食べ物を買っている時間は無いと考えたほうが無難です。
4.貴重品だけを収納可能なミニバッグ
貴重品だけを入れるミニバックもあると便利。複数人で乗車する場合は荷物の監視など行えると思いますが、1人旅や少人数で旅行の際に乗る場合などは、座席から離れる時用に貴重品だけを持ち出せるように小さめのバックがあると便利かなと思います。
ちなみに車内のシートは旧国鉄時代の特急がベースとなっているため、リクライニング機能やテーブルなどは利用可能です。
ただし車両が今となっては古くなっているため、発車の際の揺れや停車時の揺れは大きめです。この辺りは510円の料金設定では仕方ない部分なのかなと。
鉄道旅行をする際のムーンライトながらは時間を有効に利用する手段として強い味方ですので使わない手は無いのです。
ですが、最新の新幹線や特急車両に比べると車両は古かったり、少し細かい点に気をつける必要がありますが、そこだけ気をつければ更に良い旅となりそうですね。
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