ソーシャルメディアでの発言が息苦しい時代に | gucchi23 blog

ソーシャルメディアでの発言が息苦しい時代に

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自分自身もfacebookやTwitterをやっていて思うのだけど、普及してくるに連れてこれらのソーシャルメディアは自分の居場所を確立できている人にのみ、最大の効力を発揮するんだなと最近、すごく思うようになってきた。

これはまだまだ使いこなせていないからなのかもしれないけれど、例えばfacebookで実名のやり取りをしていると、自然と昔のリアル友達やリアルなつながりのある人たちでコミュニティが形成される。

このあたりは当たり前なんだけど、ここで自分の立場や相手の感情や、下手すると利害関係なんかを意識してしまうことで、自分自身の発信がどんどん狭くなってくる。

本来、自分の「1人の人間」を表現する場所が、どんどん周囲の人たちの無言の雰囲気にのめり込まれていき、ついには相手の顔色をうかがっては発言し、写真を載せようか迷い、次のクローズドなSNSが出来ると飛びつく。この無限ループが少なくともmixi→facebookでは起きてきたんだろうと感じている。

そんな流れの中でも特に、電話帳の存在も大きかったと思う。

電話帳は友人の連絡先を登録しておけるスペースだが、上のような面倒くさい関係になってしまった場合や、意図的に自分の世界に入ってこなくさせることがボタンひとつで出来てしまう。

人を切るとまではいかないけれども、少なくとも電話帳はそのような心理的な許しを可能にする。ここにSNSが入ると、簡単に自分の世界に入ってきてもらいたくない人をブロックし、さらに攻撃的なことも可能になってしまうので、幼い頃から電話帳に慣れ親しんでいる環境は少し考える必要があるのかもしれない。なんて思った。

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