ドコモをメイン回線として何十年も使っていて今後もその電話番号を変えたくない。だけども「毎月の維持費は安くしたいがスマホも使いたい」という方は結構いらっしゃる気がします。
ドコモのLTEスマホをメイン回線にしている場合、月々の料金を節約する方法としては、回線数を逆に増やしてパケットのシェアを多く持ち、月々サポートを契約回線内に共有することで全体の支払いを下げる方法があります。
しかしこの方法だと確かに料金を節約することは可能ですが、管理する回線が増えるだけでなく、2年間の月々サポート満期を迎えた際の手続きや、購入方法によっては端末価格の支払いが発生することで総合的に料金を節約できない場合があります。
そこで、あえてスマホのLTE回線(Xi契約)を、ガラケーの3G(FOMA回線)に契約変更し、それまでの電話番号を維持しつつ、スマホではサブ回線としてドコモ系のMVNO回線を新規に契約し総合的に料金を節約するという方法もできないことではありません。
(なぜドコモ系のMVNO回線なのかと言うと、ドコモのLTEスマホをSIMロック解除する必要なくSIMカードの差し替えで利用できるためです。)
ただしこの方法は、端末を2台以上持つ生活スタイルで構わない＆3Gのみの通信が可能なガラケー端末(もしくは3Gスマホ)が入手できる方に限られますが…(^_^;)
よくあるMVNO化で維持費を下げる方法ではありますが、上記であげたような複数の月々サポート回線を用意して総合的に料金を節約する方法は、計算をしっかり行って戦略的に行う必要がありますので、手っ取り早く行える方法としてメイン回線のFOMA回線化を考えてみました。。が、そんなに簡単に契約変更できるものではなく、少し注意が必要です。
スマホ回線(Xi回線)→ガラケー回線(FOMA)への変更は一手間かかる
まずはFOMAプランのおさらいから。
FOMAの基本料金は2年間の契約期間縛りがある「バリュープラン」と、２年間の契約期間縛りがない「ベーシックプラン」の2タイプがあります。
FOMAの最も安い月々の料金は、バリュープランのタイプシンプル780円(税込)。
(ベーシックプランのタイプシンプルの料金は、このバリュープランの料金の約倍かかると考えてください)
しかしこのバリュープランを契約する方法は、以下の場合でしか契約することができないようです。
・対象機種を持ち込みで契約する場合
新たにFOMA機種をバリュープランで購入できる場合は契約可能ですが、iPhoneやLTE対応スマホをメインとしている現在のドコモショップでは、ほとんどの場合FOMAの機種は在庫がなく契約することが不可能です。
そこで2つ目の対象機種を持ち込んで契約する方法となりますが、こちらにもさらに条件があるようです。
・技術適合マークがある機種であること(いわゆる技適の認可を得ていること)
あまりメジャーな方法ではありませんが、このような3Gオンリーのガラケーでドコモ以外の会社が販売しているSIMロックフリーの端末を持ち込むことによって、Xi契約のLTEスマホをガラケーの3G(FOMA)回線に契約変更することが可能なようです。
ちなみに上記の2つの条件に合致する端末としては、サムスン製の740SCというガラケーがあります。
 | 【SIMロック解除済み】SIMフリー ソフトバンク 740SC ブラック【海外使用可能】 サムスン |
こちらはSIMロックフリーのガラケーとなりますので、一応、ドコモショップ等でも取り扱ってくれるハズですが、、、
ショップによっては取り扱わないなどの条件がある場合もありますので、あくまで自己責任としてお考えください。
3Gガラケー(FOMA)の最安維持費は780円/月から
バリュープランのタイプシンプルは、これまでのLTEスマホのXi回線と同じようにファミリー割引内であれば家族間通話無料ですし、iモードとメール使い放題を契約してiモードメールを家族間で利用すれば、メールも無料になります。
家族間だけで通話を利用し、メールも使いたい場合の最低維持費は以下の通りです。
・タイプシンプルバリュー：780円(税込)
・パケ・ホーダイシンプル：0円(メール以外のパケット通信は従量制課金)
・iモード：324円(税込)
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合計：1,104円(税込)
実際に契約することができれば、この料金でiモードメールも使い放題となりますので、スマホの料金よりは確実に安くなるでしょう。
契約事務手数料がかかるが契約期間は継続される
上記の方法で契約変更をすると３，０００円の事務手数料が別途発生します。
なお、それまでの継続契約期間についてはリセットされずに引き継がれますので、１０年以上ドコモ歴のある方でも１０年以上の契約期間を引き継いで契約できます。
ドコモでiPhoneやLTEスマホをFOMAなガラケー3G回線に契約変更する際は、このように少し手間がかかりますが、自分のケータイスタイルに合わせつつ、うまく工夫して料金の節約を行っていきましょう。
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