お客様の本当に求める空間を常に模索しながら提供し、その経営手法が一躍有名になった星野佳路さんが社長を勤める「星野リゾート」。
そんな星野リゾートの採用サイトを開くと、ドドーンと「あなたはタバコを吸いますか?」の文字が出てくる。
どうやら星野リゾートは喫煙者を採用しない方針のようです。
以前、アメリカあたりでは肥満度が高い人を管理者に昇進させない企業があったり、会社経営に携わらせないなどの策を取って従業員の肥満を下げようとした試みがあったことは知っているけれど、喫煙者を採用しないというのはおそらく日本では初めて?なのかなと思う。
ちなみにここで「Yes」を押すとどうなるかというと・・・
「大変申し訳ありませんが・・・」というように、喫煙者を採用していない旨が表示されて採用エントリーが出来ない。
そしてその理由を、喫煙することによる様々な弊害が企業競争力の低下に直結しているからだとしている。
この理由は非常に理解できる。特に印象的なのは「喫煙する社員に対して分煙するスペースをつくるくらいなら、その分のスペースを顧客に提供すべきだ」という部分。いやーこの考えは素晴らしい!
僕自身は全くの非喫煙者。だからかもしれないが、これだけ喫煙することに意味が無いことが化学的に証明されているにも関わらず、一向に社会全体が禁煙シフトに移行しないことがいつも疑問。既にタバコはタバコ税の税収のみに販売されているのは言うまでもなく、国も税収が悪いからこそ販売を許可しているに過ぎないと思っている。
確かにタバコ産業などの業界があることも分かる。そこで働く従業員や、貿易での取引があるのも分かる。しかし現況の喫煙者に対する医療費はバカにならない額が使われているだけでなく、受動喫煙などで非喫煙者にも影響を及ぼすリスクもある。もはやタバコはカッコいいものでは無い。少子高齢化で医療費の負担が切迫している現実があるのに、いつになったらタバコを全面廃止するのか。。。
この星野リゾートの採用基準が、他の企業や自治体にも広がって欲しい。いい加減、日本はタバコから足を洗った方が良いと思います。そんな時代では無いと思いますね。
ちなみに「No」を選択すると・・・
このように採用サイトへ行くことができます!
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