何の音沙汰もなく、その日は突然やってくるのもなんですよねー。。。
自宅で使用していたBUFFALO製のNASが突然フリーズしてエラーを吐き出し、ゴロゴロゴロと音をたてて壊れてしまっため、バッファロー正規データ復旧サービスを利用してみたエントリー。
そもそもNASとは何か
ん?NASって何?茄子?栃木の那須?
そんな方もいらっしゃるかもしれないので、改めてNAS(ネットワークアタッチトストレージ)のご説明から。
NASとは主に自宅等で簡単に設置できるネットワークストレージのことです。
簡単に言うと「自宅に置けるファイルサーバ」みたいなもので、ハードディスク単体だけを置いて、インターネット経由で外出先からハードディスク内のでレビ録画を観たり、スマホの写真データをアップロードしたりすることができるものですね。クラウドを自宅に設置するみたいなイメージ。
こんなヤツです。
インターネットがあれば、自宅に設置していつでもどこでもファイルの確認を行えるため非常に便利で、エントリーモデルであれば最近は安くなって1万円代から購入することも可能です、
そんなNASを私もかれこれ7年くらい前にバッファロー製のLS-V2.0TLJ購入して、使ってきていたのですが、ついにその日が来てしまいました。
これですね。
これまで何も不自由なく使えてきたのですが、多少のフリーズ程度は何回かあり、その都度再起動させたり、意図的に電源を落として24時間稼働させなくしたり、放熱効果が高まるように風通しの良い場所に設置したり……
と、なるべくハードディスクの負担にならないように使ってきたつもりだったのですが、突然やってくるもんですね。
スマホ側から写真データを読み込もうと思ってアクセスしたところ、まったくアクセスできずにNAS本体のLEDを確認しても通常ランプが点灯しているだけ。
こういう状態でフリーズしていたことはよくあったので、今回もフリーズしたなと思い本体の電源スイッチを落としてみても何も反応せず。。。
こいつは厄介なやつだと、仕方なしにACアダプタを引っこ抜いて強制再起動をかけたところ、本体のLEDが異常を示す赤色点滅をし始めるじゃないですか(^_^;)
これはヤバイ!!と、やってしまった感があったのですが、こうなったら仕方ないのでLED点滅から異常の要因は何かを調べたところファームウェアに異常がある警告になっていました。
いろいろ元どおりに戻せないものかと模索したところ、電源を入れていただけでもカラカラ音がし始め、中のHDを傷つける恐れもあったことからやむなく電源を入れることができなくなり、NAS(LS-V2.0TLJ)の修理は諦めることに(-_-;)
ま、最悪は予備としてバックアップ先のHDにデータを保存していたので、そいつでデータの復旧をできるだろうと考えました。
故障したNAS(LS-V2.0TLJ)をバッファローデータ復旧サービスに持ち込んでみる
バッファローでは、このようなストレージの故障時にデータ復旧サービスを提供しています。
バッファロー正規データ復旧サービス
ヨドバシカメラでも同じようにメーカー問わずにデータ復旧を行っているので、バッファロー以外のストレージでお困りの方はチェックしてみてください。
今回はバッファローの正規データ復旧サービスを申し込んでみました。当然、7年前の製品のためメーカー保証は切れており、故障状況を確認してからの有償修理となります。
バッファローデータ復旧サービスは東京・名古屋・大阪に修理受付拠点を持っており、直接修理拠点への持ち込みも可能ですが遠方からは配送での送付も可能です。
私は直接持ち込める距離に住んでいる事と、配送中に故障状態が更に悪化してしまっては困ると思い、直接バッファローのデータ復旧サービスの東京拠点にNASを持ち込むことにしました。
事前にWebから修理申し込みを行い、受付番号を発行したら直接拠点に持ち込むことができます。
東京拠点が入るビルの入り口はここ。
株式会社バッファロー データ復旧センター
〒104-0033 東京都中央区新川一丁目21番2号 茅場町タワー 16F
0120-961-869
16階まで上がると、こんな感じで受付があり、内線で連絡するとスタッフさんが対応してくれNASを預けることになります。
NASを預けた後の流れはこんな感じ。
2.上記情報をメールor電話で連絡がある(この時点でもまだ無料)
3.連絡された見積もりに応じて、復旧依頼するかを判断し連絡する(これ以降は有償・キャンセル不可)
対応としてはとても親切で、一次診断までは無償で対応してもらえます。障害のレベルを通知してくれ、こちらからの最終的な依頼に基づいてから有償でデータ復旧してもらえるので、初期の対応では無料で診断してくれるのが安心です。
一次診断も当日中に連絡をもらえ、見積もりも添付してくれるので、その内容で修理を継続するか確認してくれます。
今回、自分のNAS(LS-V2.0TLJ)は障害が一番重いレベルのハード障害と診断され、データ復旧代金はデータ復旧の中でも一番高い12万円を提示されました。。。がーん(-_-;
大切なデータも保存していたので、その価格で復旧を依頼しても仕方ないか…とも考えましたが、それにしても金額的に高すぎて辛いので、全てのデータを取り出せなくても良いからバックアップとして保存していた別のHDDを修理に出し、そちらから必要最小限のデータを復旧させて、NAS(LS-V2.0TLJ)本体の全データ復旧は諦めることにしました。。。
別のHDDにバックアップを取っていなかったら…と思うと、本当にゾッとします。。。
ちなみに、デーア復旧を依頼した場合、復旧したデータの格納先はバッファローが外付けHDDを用意してくれ、復旧したデータ量に応じて容量別のHDDを用意してくれますし、見積もり金額はそのHDDも含まれた金額となっていますので、別途用意する必要はありません。
NASを構築する際はRAID構成をおすすめ
今回のNAS故障で痛感したのは、ストレージの死亡は突然やってくる!ということ。
特に24時間稼働させていれば故障率は日に日に高まり、正常に動いていると思っていても突然死するリスクは常につきまといますし、そうなった場合にバックアップを取っていない場合は非常に危険になります。
今回、私は幸いにも別のHDDをNAS(LS-V2.0TLJ)に接続させて自動バックアップを取っていたため救われましたが、NAS単体で稼働させたい場合は最低でもHDDを2つ積み、自動でミラーリング保存してくれるRAID構成のNASを選ぶことをおすすめします。
例えばこういうものですね。
RAIDはメインのHDDにデータを保存しつつ、もう1つのHDDにも自動でデータを保存してくれますので、片方のHDDが死んだとしてももう片方でデータを救うことができますので。
というわけで、バッファロー製のNAS(LS-V2.0TLJ)が故障して、正規データ復旧サービスを受けてみたというエントリーでした。
また新しいNASを構築する予定ですが、GoogleやDropboxなどストレージサービスを提供しているサービスも比較検討しつつ、NASを組むとしたらRAIDを組み合わせて対策を取ろうと思います(^_^;
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