ドコモは、ドコモショップでの慢性的な待ち時間対策の一環として、順次、来店前から予約制を導入することを発表しています。
都内でも来店予約を導入する店舗がTwitterやお店のHPにて告知するなど増えつつあることから、来店予約制になることで得られるメリットとデメリットを考えてみたのでエントリー。
もう今後、駆け込み寺にはなり得ない
ドコモショップは、とりわけスマホの販売が始まったころから待ち時間の長期化が叫ばれてきて、ドコモ光の手続き、SIMロック解除、端末下取り、データ移行の多様化、ケースやフィルムなどのオプション品の販売、そして総務省からの指導によるユーザーへの丁寧な説明の追加などなどによって、ユーザー1人あたりの対応時間が長期化しています。
ガラケーが主力だったころにも多少なりとも待ち時間は長かった印象ですが、スマホ時代になってからはディズニーランド並みの待ち時間、もしくはそれを超えるような待ち時間になっている印象があります。
何か突然のトラブルが発生して急遽キャリアショップを利用する必要が出てきたとした場合、緊急度によっては対応してもらえることもあるとは思いますが、事前予約している他のお客さんの後に対応が回ることはありえるでしょうね。
なんでも直ぐに対応してもらえるというのは、無くなるのかもしれません。
予約制はメリット・デメリット半々?
事前予約制になることで、予め手続き内容が分かってる手続きを行うユーザーの場合、待ち時間を減らせる効果はありそうです。
この点は非常に有利でしょうね。例えば「機種変更をiPhone 8の64GBシルバーで行いたい」といったことを事前にショップに伝えておけば、ショップ側も機種変更でiPhoneの在庫があるかも事前に調べられそうですし、機種変更の手続きに慣れたスタッフさんを準備することもできます。
逆に事前予約なしで入店した場合、複数の案件がショップ内で駆け回ることによって料金だけを払いに来た方と機種変更をしに来た方が同じように待つことになります。
この場合、機種変更をしに来た方は、まだ待つことを覚悟している方が多いでしょうけど、料金だけを払いに来た方は、なぜ料金を払うだけで何十分も待つのかと不満が出るでしょう。
キャリアショップといえば、家電量販店には無い駆け込み寺としての機能があるイメージですが、完全に来店予約が始まってくると、本当の緊急時以外は対応してくれなくなりような懸念もありますね。
とはいえ実際はそこまで厳しくは無く、突然の来店でも店頭で対応してもらえるとは思いますが、緊急時で無い場合は来店予約が優先されてしまう可能性が高くなりそうですので、コールセンターを活用したり、支払い方法を口座振替やクレジットカード払いにするなど、なるべくショップを使わなくても良いように考えていきたいところですね。
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