12月7日17:18に三陸沖を震源とするM7.3の地震が発生し、宮城県沿岸に津波警報が出され実際に1mの津波が観測された一昨日の出来事に関して感じたことのメモ。
■発生当時、自分は新宿にいた
地震発生当時、自分は新宿の伊勢丹前を歩いていて、新宿駅の東口に歩いて向かっている最中だった。発生当初、全く気が付かずにいたんだけれど、前を歩く男性がしきりに電話で「地震!地震」と話していて、「なんか声が聞こえているなー」と思っていたところに、お店の中から従業員の方々が外に出てきて「大丈夫だった?」と安全確認なんかを行なっている姿が見えてきて「ん、なんかおかしいな」と気づいた感じ。
■最初に取った行動はTwitterを見た
とりあえずその場で立ち止まり、大地が揺れていることを確認。横揺れで長周期っぽかったので慌ててTwitterのTLを見たところ、M7のツイートが流れていて「これはマズい」と感じる。
そのままGALAXY S3でNHKのワンセグを受信し始め、既にNHKの画面に津波!避難!の大きな赤い文字が出ていることと、宮城に津波警報が出ていることで事の大きさを知る。そして「docomo災害用キット」を立ちあげて、災害用伝言板の簡易版に自分の安否情報を登録。またTwitterで身内宛に無事である旨のリプライを送信。
実際、新宿駅東口の周りは混乱している様子も無く、普通に人が何事もなかったかのように歩いているし、中央線快速に乗ったのだけれど電車も普通に動いていて車内も混乱していなかった。地震の情報が公の場所で聞けたのはルミネを歩いている時くらいで、安全確認のためにエレベーターを停止していたとの構内アナウンスがあったくらい。人はそれなりにいたにもかかわらず、意外と混乱していなかったしワンセグを観ていそうな感じの人もいなかったように思う。
■TwitterのTLは地震情報。しかし意外とfacebookは静かだった
地震が発生すると真っ先にTwitterでは地震速報のツイートが多く流れるけれども、7日の地震の時に印象的だったのはTwitterに対してfacebookでは安否確認なんかの投稿を全く見なかったこと。
実名登録が原則のfacebookのほうが、はるかに安否確認や情報の伝達がスムーズに行えそうなんだけれども、実際はそうではなくfacebook上は非常に静かだった。これは自分の周りだけなのかもしれないので、少なくともfacebookで安否確認を行った人はいると思うけれど、これには驚いた。
確かに7日の地震は都内に関しては震度3か4あたりだったみたいだけれども、震災があってからというもの「津波」に関して日本人はより敏感になっていると感じていたため、震災当時に比べて今回はfacebook上で頻繁にやり取りされるのではないかと思っていた。しかし結果的にはそうではなく、意外と冷静で、地震の「じ」の字も僕のfacebook上では見かけることが無かった点は予想外だった。
facebookで地震直後に情報がやりとりされてないのは既にTwitterに情報が流れていることもあって、わざわざfacebookに情報を書き込まなくても情報が得られていることが大きいのかな。携帯各社が災害用伝言板の設置を始めたけれど、災害用伝言板とfacebookやmixiのSNSが繋がると、より安否情報として速報性が上がると思ったので今後はそのあたりの連携にも期待したいところ。
もちろん災害が起きないことが一番なんだけれども。
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