アップルが2019年度第2四半期(1~3月期)決算を発表しています。
iPhone売上げ減少もiPadは売上げ増加に
決算内容によると、1~3月期の売上高は580億1500万ドルで前年同期比5%減。純利益は115億6100万ドルで同16%減。
売上高の内訳はiPhoneやMacなどの「プロダクト」が465億6500万ドルで前年同期比9%減、iTunesなどの「サービス」が114億5000万ドルで同16%増となっています。
各売上げ内訳は以下の通り。※マイナビニュースより引用
- iPhone:売上高310億5100万ドル(17%減)
- Mac:売上高55億1300万ドル(4%減)
- iPad:売上高48億7200万ドル(21%増)
- ウエアラブル/Home/アクセサリ:売上高51億2900万ドル(30%増)
- サービス:売上高114億5000万ドル(16%増)
デバイスとしての売上げを見ると、iPhoneは前年同期比として17%も販売が落ち込んでいます。
これはやはりiPhoneXS/XS Maxの高額化した価格が、何かしら影響していると見て良い気がしますね。一番高いモデルにAppleCareをつけると、新入社員の初任給でも買えないくらいの価格になってきていますからね(^_^;
その反面、iPadの売上げは前年同期比で21%もの増加を記録しています。
iPadも高額なiPad Proから、比較的安価な第6世代iPadやiPad mini5まで幅広くラインナップしていますので、その辺りをユーザーが賢く購入したのか、あるいはアップルの戦略がうまくいっているのか、といったところでしょうか。
若い世代を中心にパソコンを持たずにタブレットとスマホだけで完結してしまうという流れも、もしかしたら影響しているのかもしれません。
今のiPadはソフトウェア次第でなんでもクリエイティブなモノを創造できますし、必ずしもPCでなければいけないということもありませんからね。
ドル箱iPhoneの単価をさらに上げてくるか?
iPhoneの売上げが前年同期比で下がっていても、まだまだアップルのドル箱としてiPhoneの売上げが大きなウエイトを占めています。
ですから、今後もiPhoneの販売を継続してくることは確実なのですが、もしかすると今よりも単価を高くしてくる可能性も捨てきれない?んじゃ無いかと思っています。
2019年3月の発表会でアップルは各ソフトウェアの発表や、ゲーム、クレジットカードの発表を行なっていますので、今後はデバイス中心ではなくソフトウェアやその周辺産業に乗り出してくることは確実です。
そうなった際に、なるべくデバイス1つあたりの販売単価を高くし、より効率的な集金構造を構築してくることもありえますよね。
iPhoneの今の価格は10万円を超えるものもありますが、これが近い将来は20万円になってくる可能性も捨てきれません。もちろん、パーツの単価が上がっていることも影響しているのかもしれませんが、同じ売上げなら薄利多売よりも単価を上げて販売数を少なくする戦略も考えられますよね。
というわけで、今後のアップルの動向には注視しつつ「iPhoneもう少し安くならないかなぁ」と切に願うばかりです(^_^;
コメント