先日、キャノンから発表されたデジタル一眼レフカメラの「EOS Kiss X7i」と「EOS Kiss X7」ですが、これまでの「EOS Kiss X6i」との違いをまとめてみます。
参考エントリー:キヤノンが一眼レフカメラのEOS Kiss X7、X7iを発表
実はまとめると言っても、その差は殆ど無いと言っても過言では無いくらいです。
2012年6月に発売された「EOS Kiss X6i」。
1年も経たないうちに後継機種が発売されるということもあって期待したわけですが、カメラファンの間でいろいろな掲示板や口コミサイトなどでも書かれている通り、ほとんどその差がありません。
■「EOS Kiss X7i」にあって「EOS Kiss X6i」に無いものをまとめる
1.クリエイティブフィルターのライブビュー機能が追加
2.ボディ重量(EOS Kiss X6i 520g→EOS Kiss X7i 525g)が異なる
3.露出制御方式にスペシャルシーンが追加された
このくらいしかありません。
1.のクリエイティブフィルター機能は、トイカメラや水彩風写真などのソフト処理を行った写真を、ライブビューで見ながら撮影できるかできないかの違いだけです。ですので、ファインダーを覗いて撮影する人や、そもそもクリエイティブフィルター機能を使っていない人には全く意識しなくても良い部分です。
ただしライブビューで手前の液晶モニタにタッチするだけでオートフォーカスしてくれる機能を多用している場合は、同時にこのクリエイティブフィルター機能を使えるという利点はありますね。この点はX7iでないと実現できないので、この部分に魅力を感じる場合はX7iの購入が良いかもしれません。
2.もう1つの変更点としてボディ重量があります。こちらはむしろX7iになってから5g重くなっています。5gですので、そんなに敏感に重さの違いが分かる方以外にはあまり意識しない部分でしょう。
3.露出制御方式にスペシャルシーンがX7iから追加されています。X6iでは撮影モードの「プログラムAE」の中に
・夜景ポートレート
・手持ち夜景
・HDR逆行補正
が独立した撮影モードで存在していましたが、X7iではこの3つのモードがスペシャルシーンというモードの中に入っているようです。
撮影できないわけでもなく、新しい撮影モードが追加されたわけでもなく、カテゴリーが分けられただけのようです。カタログ自体にも詳しい説明が見た限り載っていませんので、そこまでキャノン側も推していないんでしょう。
というわけで、X7iが発売されても現行のX6iで機能的には十分な気がしています。
また価格に関してもX6iの方が安くなっています。また現在は2013年5月6日まで、EOS Kiss X6iのEF-S18-55 IS STM レンズキットと、ダブルズームキットの購入者向けに、もれなく10,000円キャッシュバックキャンペーンが行われていますので、こちらを利用するほうがお得ですね。
参考エントリー:キヤノンが一眼レフカメラのEOS Kiss X7、X7iを発表
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